これからもずっとこの初恋を
「え?どうして?」
「お腹なってるから。食べてないんだろ?」
そう、案の定私は今日寝坊して学校に間に合わなくなるからと連絡をして行かなかった。
自分で料理を作れないこともないけど私の調理時間を考えたら作る時間なんかなかった。
「...うん」
「ほら。これ、やる」
そう言って樹は小さな容器を軽くなげた。
「これ...」
「おー。作ってきたやつ。食べていいよ」
「いいのー!?ありがとう!」
私が小さな段差に座ると樹も横に座った。
私が喜ぶのにもワケがある。
「美味しい〜〜〜!さすが樹!」
そう。