これからもずっとこの初恋を

「そんなことよりこちらを見てほしいのです」




「珍しいな、明野がそんなことを言うなんて…。」




そしてだんだんとこちらへ向かってきた。




「きゃあぁあああぁぁあ！！」




ママが叫んだ。




「これは…なんと」




「お父様落ち着いているところ悪いのですがこれはめい自身の事故ではないのです」




パパは目を見開いた。




「どういうことだ！？詳しく聞かせてもらえるか？」




「えぇ、そうしましょう」




そしてお姉ちゃんは一通りを説明した。




「そうか、そんなことがあったのか。めいも所々教えてくれてありがとう。辛かったな」




「い、いえ…とんでもありません。友人を守ったまでです」




「なるほど…しっかり育った子だ」