これからもずっとこの初恋を
そう言うとパパは三人の方へ振り返った。
お姉ちゃんが一通りを説明している間もなんとも言えない顔をしていた三人はパパが振り返ったことにビクリと肩を揺らした。
「とりあえず君たちと話がしたい。君たちの親も交えてな」
パパはもう三十代後半だと言うのにとても美形で娘の私でもたまに惹かれるところがあるくらい格好いい。
だからパパが少し睨むだけで迫力がぐんと増す。
「めい、大丈夫。悪いようにはしないから。任せておいて」
顔に不安がにじみ出ていたのかママが落ち着かせるように言葉をかけてきた。
「うん、分かった…。」
「よし、良い子だ。そして君たちもいいかね三人」
「は…い」
三人は渋々といった様子で頷いた。