これからもずっとこの初恋を
「そうだな、痛めつけてから切り離してやらなければ気が済まない。うちの愛しいめいがこんなことになっているのはもってのほかだ!生かしてはおけん!めい、案ずるな。心配することなんて何もないからな」
あー…二人が燃えている。
そう、うちの親は西城財閥の頭首にして…親バカ。
娘に溺愛している。
私やお姉ちゃんの事になると本当に何するか分からない。
だから安心なんて1ミリもできなくて不安が広がるばかり。
怖い…めちゃくちゃにしちゃいませんように…!
「ねぇパパ、ママ?私は別に…」
「めい、大丈夫よ。ママ達に任せておけばすべて問題ないわ」
ううん、ママ。
問題しかない事に私は気づいてるの!!
ガチャ。
「久しいですね、どうも」