これからもずっとこの初恋を
「おい。こ、壊れてない。合ってる...。」
二人の頭からサーっと血の気がひいていくような気がした。
「急げっ!!!」
樹の声で二人は一斉に走り出した。
そして二人が学校に着いた時間は7時56分だった。
8時までに登校しなければいけなかったからギリギリセーフ。
同じクラスだから揃ってギリギリ登校。
なかなか恥ずかしかった。
それぞれ席について次の授業の準備を始めた。
準備をしていると...。
「めい〜!おはよう。珍しいね、いつもより遅いじゃん!」
「園!うん、そうなの。ちょっと色々あってね…。」
森川 園-モリカワ ソノ-。
いつも元気で明るいみんなからの信頼も厚い私の親友。