これからもずっとこの初恋を
えー、落ちてないなー。
あれ、ここらに落ちてないかな?
…そろそろ20分くらいはたっちゃったよね…?
あー、もうどうしよう!
こんなことなら樹も一緒に…
「あのっ…」
え?
私が顔を上げると1人の男の子が立っていた。
え…わ、私だよ…ね?
「は、はい?なんでしょう…」
するとその男の子は小さな四葉のクローバーのキーホルダーを差し出してきた。
それは普通、男の子が持っているような感じではなくとても可愛らしいキーホルダーだ。
「これ…探し物はこれじゃやないですか?」
「そっそう!これです!ありがとうございます!!でも…どこに…」