"好き"なんて言えない
...そして今に至る

理「何で拗ねてんだよ」

「拗ねてはないけど...リオくんのせいで朝からボーッとするし、さっきは皆に誤解されるようなこと言うし」


少し口を尖らせながら言う私はやっぱりリオくんの言う通り拗ねてるのかも?

理「なな、可愛すぎ...」

そう呟いて再び抱き締めてくるリオくんはやっぱり恋愛上級者で、女の子をドキドキさせるのが上手いみたい

なんて一人で考えているとジーッと突き刺さる視線

「リ...リオくんっ?!」
理「ん?なぁに?」

「な、何か、ち、近くないですか?!」

めっちゃ顔を近付けて私を見てくるリオくんに噛み噛みの私

理「や、かわいーから」
ククッと笑って頭を撫でられる
< 98 / 108 >

この作品をシェア

pagetop