潜入恋愛 ~研修社員は副社長!?~
「彼が、『身も知らない相手を家の中に入れて、香純の身に、もしも何かがあったら大変じゃないか』と言いだすもんですから、小さいのに一人きりで家の留守番をさせるような始末になってしまって。
『火も火事になったら危険だから扱わせるな』と心配して、『レンチンだけにしておけ』と煩くて。
おかげで、私が仕事から帰っても、香純はさっさと食事を済ませてお風呂に入り、寝ている様な生活に、いつの間にか慣れてしまって……」
全くお恥ずかしい限りです…と肩を落として諦める母。
私はそんな事情があったとはこれまで何も知らずにきてて、生まれて初めて、父のそんな気持ちに触れて驚いた。
「香純は、その話を初めて聞いた様な顔つきだな」
尚行さんは傍から私の顔色をじっと窺ってたらしい。
私が振り向くとクスッと笑い、「寂しかったかもしれないけど、凄く溺愛されてるじゃないか」と父の言葉を肯定的に捉えてそう言った。
母はそれを聞くと、そうなのよ!と大袈裟に同調し、熱弁のように力を込めて話し続けた。
『火も火事になったら危険だから扱わせるな』と心配して、『レンチンだけにしておけ』と煩くて。
おかげで、私が仕事から帰っても、香純はさっさと食事を済ませてお風呂に入り、寝ている様な生活に、いつの間にか慣れてしまって……」
全くお恥ずかしい限りです…と肩を落として諦める母。
私はそんな事情があったとはこれまで何も知らずにきてて、生まれて初めて、父のそんな気持ちに触れて驚いた。
「香純は、その話を初めて聞いた様な顔つきだな」
尚行さんは傍から私の顔色をじっと窺ってたらしい。
私が振り向くとクスッと笑い、「寂しかったかもしれないけど、凄く溺愛されてるじゃないか」と父の言葉を肯定的に捉えてそう言った。
母はそれを聞くと、そうなのよ!と大袈裟に同調し、熱弁のように力を込めて話し続けた。