潜入恋愛 ~研修社員は副社長!?~
次の診療へ向かわないと…と断りながら膝を伸ばす母を見上げ、何を思ったのか、尚行さんは自分も膝を伸ばして立ち上がった。
「お母さん」
「は?」
彼にそう呼ばれ、びっくりした様な顔に変わる母。
私も急に何を言いだすのかと中腰になり、彼の祖父母もじっと視線を集中して、黙って様子を見守っていた。
「今度、一緒に食事をしましょう。お父さんもご一緒に、是非」
都合のいい日があったら知らせて下さい…と言いながら、自分の名刺を母に手渡している。
「あの…」
え?まだ気が早くない?とこっちは焦るが、彼の目元は真剣そのもので、それに気づいた母はちらりと私に目線を流し、ニッコリと笑うと自分の名刺を出してきて、彼の掌へと差し向けている。
「喜んでお受けします。どうか香純のことを宜しくお願い致しますね」
これじゃまるで、結婚の挨拶でもしてる様な感じじゃない?
私は二人を見ているとそんな気分にさせられてしまい、それよりも今は、彼のお祖父さん達に気に入られる方が先なのでは…と焦ってしまった。
「お母さん」
「は?」
彼にそう呼ばれ、びっくりした様な顔に変わる母。
私も急に何を言いだすのかと中腰になり、彼の祖父母もじっと視線を集中して、黙って様子を見守っていた。
「今度、一緒に食事をしましょう。お父さんもご一緒に、是非」
都合のいい日があったら知らせて下さい…と言いながら、自分の名刺を母に手渡している。
「あの…」
え?まだ気が早くない?とこっちは焦るが、彼の目元は真剣そのもので、それに気づいた母はちらりと私に目線を流し、ニッコリと笑うと自分の名刺を出してきて、彼の掌へと差し向けている。
「喜んでお受けします。どうか香純のことを宜しくお願い致しますね」
これじゃまるで、結婚の挨拶でもしてる様な感じじゃない?
私は二人を見ているとそんな気分にさせられてしまい、それよりも今は、彼のお祖父さん達に気に入られる方が先なのでは…と焦ってしまった。