はずむ恋~見つめて、触れて、ときめく~
私のまた好きになるという予言は的中した。営業部に配属されてから10日後の昼休み、ホテルラウンジで、彩音とクラブハウスサンドを食べた。

ベーコン、チキン、玉子、それと数種類の野菜がサンドされていて、美味しい。なかなか良いお値段ではあるけれど、社員割引で食べれるのが嬉しい。


「初めて食べたけど、さすが美味しいね」

「うん。それよりも片瀬さんと昨日どうだったの?」


お互いの予定が合ったのが、昨夜でふたりは退社後食事に行くと聞いていた。やっとプライベートな話が出来たようだ。


「うーん、仕事の話が多かったかな」

「仕事の話だけ?」

「あとはうちのペンションのことと、湊人さんがバイトしてた時のことを懐かしいねって、話した。それでね、その頃の気持ちがよみがえってきたというか、この人のこういうとこが好きだったなと思い出した」

「ん? 好きだったという思い出?」


思い出話で終わってしまったのか疑問になる。同じ販売課にいるから、業務での話を普段することはあるけれど、連絡事項を伝える程度で話らしい話はしていないから、今夜が楽しみと昨日聞いた。
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