はずむ恋~見つめて、触れて、ときめく~
だから、どうだったのかなと気になっていたが、前と同じ気持ちにはならなかったのかもしれない。


「湊人さんがたった二年前のことだけど若かったなと言って、願ったことを覚えてる?って聞いてくれた」

「うん、それで?」

「もちろん覚えていると言って、どんな奇跡を願ったの?って、逆に聞いたの。どんな奇跡かは内緒だと教えてくれなかったから」


私は、うんうんと相槌を打ち、興味津々に続く言葉を待った。ただの思い出話だけかと思ったが、違ったようでなぜかワクワクする。


「彩音ちゃんと再会出来る奇跡だと教えてくれた」


思わず「わあ」と小さく拍手をしまう。彩音の嬉しそうな表情からして、この続きも良い話が聞けると予想出来た。


「私と同じように運命を感じたとも言ってくれて、これからもよろしくって言われた」

「これからもよろしく? どういう意味での?」

「詳しくは聞いていないけど、多分同僚としてだと思う」

「ちょっと待って。再会したことを運命だと喜んでくれたんだよね? だったら、付き合うってなったんじゃないの?」


彩音の話の終わりが納得出来なかった。
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