はずむ恋~見つめて、触れて、ときめく~
「なるほど、支配人からのお祝いの言葉が必要になるんですね」

「横川さんは、何をするか聞いている?」

「まだ具体的には伺っていなくて、来週ブライダルのほうに行くので、その時に教えてくださるようです」


支配人は穏やかな顔で頷いて、私のコップにビールを注いでくれた。

中華にはビールが合うからとビールにしてくれたが、助かったと思った。ピールならこの前みたいに寝てしまう心配がなさそうだ。

やはり、ワインは飲みやすいけど、アルコール度数が高いから、危険だと前回の失態で悟った。

彩音にも話したが、寝てしまうのはやはり失礼になると言われた。しかも、寝ぼけて頬を触るとか思い出すだけで、恥ずかしくなる。


「今日は飲ませさせないようにするから、これ以上は無理と思ったら、遠慮なく言ってね」

「はい、この前は本当にすみませんでした」

「いや、謝らなくてもいいよ。この前の横川さん、かわいかったし」

「えっ?」

「あー、この前だけでなく今日も美味しそうに食べている横川さん、かわいいよ」


その時、私の顔は一気に熱くなった。
< 98 / 168 >

この作品をシェア

pagetop