あかいろのしずく

先生は、解放した後も、見えない鎖でショウトを繋ぐというのか。


痛いほど眩しい太陽の光が、窓の外から部屋を差す。
ぽろぽろと、涙がこぼれて反射して落ちていく。


ショウトの目から、透明な雫が落ちていく。




「オレ、怖いんです......もし、何かの拍子にボロを出して他言なんかして、先輩達を殺してしまったらと思うと、怖くて」




怖くて、ともう一度ショウトは繰り返した。
必死に笑おうとして、崩れた表情。胸が、痛かった。




「今なら変われるんです。オレの代わりに誰かが出ることができる」





......そう、だったんだ。

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