あかいろのしずく

「おめでとう。良かったな、ホントに」




俺が言うと、ミナトは「おう」と笑顔で返した。純は「ありがとうございます」と嬉しそうにはにかんで丁寧に頭を下げた。いい子だな、良かったな。一人で心の中で呟く。



そうやって二人を見ていたら、俺はなんだか、一人になった気がした。


その後、二人が中庭でご飯を食べると言ったので、俺は教室に戻った。その日は他の友達のグループに混ざって、昼食を食べた。








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