あかいろのしずく
それはミナトのことだった。
三年生になる前。二年生の三学期ぐらいから、急に成績が落ちたのだ。
常に学年の二十番以内に入っていたミナトは、三年生の一学期の時点で、五十番ぐらいにまで落ちていた。どうしたのか聞いてみたら、意外な返答をした。
「遊びすぎたかなあ」
「おいおい......」
二人で校庭を歩きながら話す。
紹介されたときからも薄々感じていたが、ミナトと純はあまりにも仲良しだった。話が合うんだろうか? 分からないな。
そんなわけで交際の方は順調だったらしいが、それが裏目に出たらしい。ミナトは成績が落ちて落ち込んでいた。最初は幸せそうだと思ったけど、そういうデメリットもあるのだと気づいた。
俺も少しは順位は落ちていたが、それは部活をやめた奴らがいるからだと思う。全体的に勉強量も増えるし、これからますます周りはスピードを上げるだろう。