あかいろのしずく
屋根裏部屋から出て個室に出ると、ドアは閉まっていた。おそらく、西平は廊下かこの近くにいる。
時計を見れば二時半を過ぎていた。ここに来るまでに思ったより時間がかかったんだ。
警戒しながらドアの前まで来ると、俺は後ろを振り返ってショウトと目を合わせた。行きましょう、そうショウトが目で訴えかけてきた。
俺はそっとドアノブに手をかけた。そしてそおっとドアを開けた。
隙間から覗けば、すぐ目の前に西平がいた。ごくりと息を呑む。椅子にもたれて眠っている。とりあえず安心した。起きていたらどうなっていただろう。運が良かった。
「今のうちに......」
俺は小声でショウトに指示する。ショウトが大部屋に向かう。
その時だった。