あかいろのしずく

顔から血の気が引いた。


受けようとした手も届かず、その光は地面に急降下。プラスチックの半透明の色のついた容器が、カタンと音を立てて床の上で跳ねる。


慌てて逃げようと後ろに後ずさりするも、液体が足の裏にこべりついてどこまでも冷たさがついてくる。

容器と炎がフローリングに寝転んだその瞬間、前方から後方に勢い良く風が吹くように、足元から頭上へと熱気が急上昇。足元の空気が瞬時に熱くなり、俺は後ろに倒れる。


西平もまたそれは同様であった。俺と同じように後ろへ倒れると、足の裏に焼けるような痛みを感じていた。俺も西平も声にならない叫びを堪えてもがいた。



足が燃えていた。俺は暴れた。すぐさま上のジャンパーを脱いだ。足の火が消えると、俺は靴下を脱いでその場を離れた。
< 617 / 754 >

この作品をシェア

pagetop