あかいろのしずく

それほど魅力的な場所なのでしょう、ここは。近くには泉があると男の子が言います。僕はそこに連れていかれるようでした。そこで、僕のことを知っている人物と会うようでした。


白い花を踏んで歩いても、次に振り返ってみてみれば、すぐに首を伸ばしていました。折れても立ちあがる姿が、あの高校生たちに似ていました。胸が少しだけ、痛みました。


「この先に泉があるんだよ」



男の子がそう言って、木がたくさん生えている小さな森の小道を指しました。さっきも同じような場所があったけど、本当に、天国というのは自然で溢れていて綺麗な場所です。

二人は用事があるからと言ってどこかに行ってしまいました。僕はとりあえず、その泉に向かうことにしました。
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