広瀬くんは、いっぱい食べる私が好き
***
そして。
いよいよ約束の日曜日。
お料理教室の日がやってきた。
場所は私の家なんだけど、広瀬くんとはとりあえず最寄り駅で待ち合わせすることにしている。
私が駅についたのは、約束の5分前。
予想通りというか、すでに広瀬くんは待っていた。
……広瀬くんって絶対遅刻とかしなさそう。
「広瀬くん、お待たせー」
「ああ、日下部さん。こんにちは」
私を見つけ、微笑む広瀬くん。
当たり前だけど私服姿だ。
スキニーパンツに、白シャツとカーディガン。
トレンドのお洒落ってわけじゃないけど、清潔感があって広瀬くんによく似合っている。
ちょっぴりドキドキしてしまう。
(……って、なにを意識しているの)
「日下部さん、今日はありがとう。よろしくね」
「う、うん!でもね、料理教室って言っても、みんなでワイワイご飯作って食べるだけって感じだから、あんまり固くならないでいいよー」
「わかった。楽しみだな」
本当に楽しそうに笑う。
その笑顔がまぶしくて、そう思う自分に、私はほんの少し戸惑っていた。
そして。
いよいよ約束の日曜日。
お料理教室の日がやってきた。
場所は私の家なんだけど、広瀬くんとはとりあえず最寄り駅で待ち合わせすることにしている。
私が駅についたのは、約束の5分前。
予想通りというか、すでに広瀬くんは待っていた。
……広瀬くんって絶対遅刻とかしなさそう。
「広瀬くん、お待たせー」
「ああ、日下部さん。こんにちは」
私を見つけ、微笑む広瀬くん。
当たり前だけど私服姿だ。
スキニーパンツに、白シャツとカーディガン。
トレンドのお洒落ってわけじゃないけど、清潔感があって広瀬くんによく似合っている。
ちょっぴりドキドキしてしまう。
(……って、なにを意識しているの)
「日下部さん、今日はありがとう。よろしくね」
「う、うん!でもね、料理教室って言っても、みんなでワイワイご飯作って食べるだけって感じだから、あんまり固くならないでいいよー」
「わかった。楽しみだな」
本当に楽しそうに笑う。
その笑顔がまぶしくて、そう思う自分に、私はほんの少し戸惑っていた。