広瀬くんは、いっぱい食べる私が好き
「うーん……正直わかんないかなー」
「わかんない?」
「弥生とあんまりそういう話しないから…ごめんね」
弥生と普段話すのは、部活のこととか、好きな漫画とか、新しいお菓子とか、あとは友達のこと……
時には誰かの恋の噂話だったり、なにがし先輩がカッコいいとかいう話をしなくもないけれど。
私が恋愛に対していまいち疎いこともあり、弥生自身の恋ばなに繋がることがないのである。
もっとも、班決めのとき「彼氏と修学旅行」がうらやましい……みたいに言っていたから興味がないわけではないのだろうけど……。
「そっか。……うーん、でも付き合ってるやつはいないんだよな」
「うん。それは間違いないよ」
「よし!じゃあ、俺この修学旅行で頑張ろう!できれば告りたい!」
「わー……すごい……」
告白とかいままでの私の人生にほとんど縁のないことだ。
ちょっぴり憧れる。
「でさ、よければ日下部さんも協力してよ!」
「きょ、協力?でも私そういうの苦手だよー」
それに弥生が長森くんのことをどう思っているのかよくわからない。
やっぱり優先したいのは親友の気持ち。
長森くんを嫌ってたりはしないだろうけど、弥生が望まないことはしたくないと思う。
「別に難しいことじゃないよ。俺を売り込んだりもしないでいいから。ただ、修学旅行でちょっと小泉と二人きりとかにさせてくれたら最高」
「二人きり……うーん、わかった。でも弥生が嫌がらなければだよー」
「お、俺……小泉に嫌がられてんの?」
「わかんない?」
「弥生とあんまりそういう話しないから…ごめんね」
弥生と普段話すのは、部活のこととか、好きな漫画とか、新しいお菓子とか、あとは友達のこと……
時には誰かの恋の噂話だったり、なにがし先輩がカッコいいとかいう話をしなくもないけれど。
私が恋愛に対していまいち疎いこともあり、弥生自身の恋ばなに繋がることがないのである。
もっとも、班決めのとき「彼氏と修学旅行」がうらやましい……みたいに言っていたから興味がないわけではないのだろうけど……。
「そっか。……うーん、でも付き合ってるやつはいないんだよな」
「うん。それは間違いないよ」
「よし!じゃあ、俺この修学旅行で頑張ろう!できれば告りたい!」
「わー……すごい……」
告白とかいままでの私の人生にほとんど縁のないことだ。
ちょっぴり憧れる。
「でさ、よければ日下部さんも協力してよ!」
「きょ、協力?でも私そういうの苦手だよー」
それに弥生が長森くんのことをどう思っているのかよくわからない。
やっぱり優先したいのは親友の気持ち。
長森くんを嫌ってたりはしないだろうけど、弥生が望まないことはしたくないと思う。
「別に難しいことじゃないよ。俺を売り込んだりもしないでいいから。ただ、修学旅行でちょっと小泉と二人きりとかにさせてくれたら最高」
「二人きり……うーん、わかった。でも弥生が嫌がらなければだよー」
「お、俺……小泉に嫌がられてんの?」