仮想現実の世界から理想の女が現れた時
「じゃあ、お願いします。
日程は、部長に合わせますから、高速が
空いてそうな日を選んでください。」

「了解!」


食事を終えると、俺はスマホで渋滞予測を検索する。

「んー、小牧だけは、毎日、明け方から
混むんだなぁ。
ま、いっか。
運が良ければ、その前に抜けられるかも
しれないし。
暁里は、向こうで予定とか約束とかある?」

「まだ決めてないけど、いつもどこかで1日は
友達と遊びに行きます。
後は、家族とまったり…というか、ぐーたら?
して過ごすかな?」

「くくっ
暁里の予定には、俺とデートはないんだ?
残念。」

俺はずっと暁里と一緒にいたいのに。

「え?
いいの?
会いたい!
部長、名古屋デートしましょ?」

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