仮想現実の世界から理想の女が現れた時
「暁里、体、大丈夫?」

「うん。」

「初めてなのに、無理させたかな…と思って。」

「ううん。
幸せを噛み締めてた。
私、部長に出会うために、生まれてきたの
かな…って。」

〜〜〜っ!!

「暁里、かわいすぎ。
こっちは、朝から襲ったら嫌われるかなって、
必死で我慢してるのに。」

「え?」

俺の台詞を聞いて、見る間に頬を染めた暁里は手で顔を隠す。

「暁里、顔、見せて。」

俺はそっと暁里の手を外すと、また唇を塞ぐ。

今度は、深い深いキス。

「ん…」

俺は手で暁里の滑らかな素肌を撫でる。

また暁里の甘やかな声に心満たされながら、俺の中の抑えきれない想いを伝える。

暁里、愛してる。
暁里が思う以上に、俺は、暁里を愛してる。
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