約束のエンゲージリング
たまたま立ち寄った雑貨屋さんに素敵なプレゼントに巡り会えるなんてラッキーだ。
実際、新しい仕事用のエプロンを探していたのもあったがまさかの彼とお揃いだなんて、、、嬉しすぎて声を上げる。
すると一瞬驚いた顔をして、大きな手が頭に降ってきた。
『千佳は欲が無さすぎだよ。そういう所は本当に変わらないね、、、。もっと貪欲にならないとダメでしょ。あの頃と違ってもう大人だ。誰かに迷惑を掛けることもない。だからちゃんと欲張りにならないと人生損しちゃうよ。』
優しい声色で、ゆっくりと優しく撫でられた頭。
人生損しただなんて思った事は一度ない。
それに、、、、。
「私、マサさんが思ってるよりうんと欲張りだよ?だってこのエプロン本当に欲しいもん。、、本当に欲しいものは沢山は要らないよ。いくつかあればいいの。それだけで十分でしょ?だってその方が一つ一つを大事にできるから。このエプロン大事に使う。だからっ、、、コレがいい、、。」
差し出されたエプロンをギュッと掴む。
すると無言で奪い取られたエプロン。
「あっ、、、!マサさんっ、、?!」
不安になって声を上げるとレジへと向かった彼はお会計を済ませて戻ってきた。