約束のエンゲージリング
『、、本当にここでいいの?』
「ここがいいの!!!最近出た新作のヤツ食べてみたかったから。」
『そう?じゃあここにしようか。』
少し混み合う店内でお目当てのBLTフレッシュサンドを注文して席に着く。
辺りを見回すと若い女性客ばかりでハッとなった。
「マサさんごめんね、、?大人なマサさんには似合わなかったね、、居心地悪くない、、?」
若い女性客が多い中、少し浮いているマサさんが心配になって声を掛けると、注文したサンドイッチを一気に口へと頬張った。
『これ美味いね!今若い女の子はこういう健康志向なモノが人気なんだって勉強にもなるしね!それに千佳も一緒だし、全然居心地悪くないよ。』
気を遣わせてしまったのかもしれないけど、美味しそうに頬張っている彼を見て少しだけホッとした。
ただ、視線が物凄く痛い。
店内の女性客は彼をチラチラと見ては頬を染めている。
本当に彼はモテる。
見た目もそうだが、彼の醸し出す雰囲気が穏やかで優しいものだからだろう。
こんなに女性から注目を浴びているのに、彼は気に留めずに食事をし続けている。
慣れもあるのだろうけど、1番の理由はきっと沙羅姉から聞いた過去が原因だろう。