私の赤点恋愛~スパダリ部長は恋愛ベタでした~
「とにかく。
会社でキス、禁止。
したら絶交」

「……絶交って子供かよ」

クスッ、小さく佑司が笑い、かっと頬が熱くなる。

「と、とにかく。
会社でまたキスとかしたら、もう二度と口ききませんからね」

「それは困るなー」

バンッ、乱暴にドアを閉めてエレベーターに向かう私を、佑司がすぐに追ってくる。

「付き合ってるとか人に言うのもダメですよ」

「指環ですぐに、バレると思うけど?」

「うっ」

ふたり一緒にエレベーターに乗り込む。
一階で扉が開き、入ってきた人たちは一瞬、私たちを二度見した。
営業部でもやっぱり、一緒に出勤してきた私たちにみんな注目しているし。
< 109 / 312 >

この作品をシェア

pagetop