私の赤点恋愛~スパダリ部長は恋愛ベタでした~
文句は当然あったけど、言うと無理矢理キスされそうな雰囲気で飲み込んだ。
それでもカードを止められちゃうんじゃないかって勢いのお買い物はひやひやしたけれど、持っていたのはプラチナカードでとりあえず安心した。

さらに。

『チーは欲しいものないのか。
俺はなんでも、チーにおねだりしてほしいんだけど』

無邪気にそう言って笑われ、あたまを抱えた……。


すぐに朝礼がはじまる。
前に立っている佑司はここ二日ちょいの阿呆な顔が嘘のように、きりっとしていた。

……うん、黙って立っていたらいい男なんだって認める。
仕事中だって、たまに……いや時々、言葉が通じないことはあっても、あそこまで阿呆じゃなかった。
なんでプライベートになると、あんなにおかしくなるんだろう?

仕事がはじまり、佑司は週末の決済を捌いている。

「こっちはこれでいい。
……あの件は、メーカーにもう一度問い合わせしろ。
それから……」
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