私の赤点恋愛~スパダリ部長は恋愛ベタでした~
わしゃわしゃと佑司があたまを撫でてくる。
じろっと睨んだけれど、素知らぬ顔をして逃げられた。

カフェテリアでカフェラテとクリームチーズどら焼きを頼む。
社内にあるここは、一般にも開放している。
お手軽値段でスイーツが楽しめるって人気だ。

「ちゃっちゃと帰って私が家事してた方が、絶対いいと思うんだけどな……」

佑司がどうして、あそこまで私を心配するのかわからない。
好きな人相手だとそうなるもんなの?
それとも、スパダリ様だから?

「これから、どーなるんだろー」

あの、恐ろしいほどの佑司の溺愛に、私は慣れることができるんだろうか。
それともあれはいまだけで、そのうち飽きるとか?
ほんと、そうあってほしい。

きっかり一時間後、佑司は私を迎えにきた。

「チー、帰ろう」

「はーい」

一緒に地下駐車場に下りて車に乗り込む。
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