私の赤点恋愛~スパダリ部長は恋愛ベタでした~
「ん?
チーも一緒に入るに決まってんだろ?」

そんなの当たり前だろ?
そんな顔で私を見ていますが。
やっぱりですか。

「失礼ながらまだ、そこまで深い関係ではないので」

「えー、俺はチーと入りたいー」

だだこねても知りませんよ。

「……私はここ、出ていってもかまわないので。
アパートもまだ、あのままですし」

「……わかった」

とぼとぼと歩いていく佑司の、犬耳はぺっしゃんこになっているし、尻尾もくるんと丸まっている。
はぁーっ、大きなため息が漏れても、罪はないと思う。

「代わりに。
あとでいいこと、してあげますから」

「なになに!?」

さっきまでとは打って変わって、ちぎれんばかりに尻尾を振っている佑司には、苦笑いしかできない。
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