私の赤点恋愛~スパダリ部長は恋愛ベタでした~
いくらなんでも、こんなことでキレた自分が恥ずかしくて頬が熱くなった。

「また俺宛の伝言か」

左手を腰に、右手でマウスを操作して勝手に私宛の社内メールを彼はチェックしている。

「なんでチーに言ってくるんだろうな。
俺に直接言えばいいのに」

「……さあ」

わかれば苦労しないし、こんなふうにキレたりしなかった。

「んー、一度みんなには言った方がいいかな。
あー、でも、そうしたらチーの可愛い声が聞ける機会が減るのか……」

「は?」

なんでそんなに残念がっているのか、全くもってわからん。

「チーには悪いけど、もうちょっと伝言係やって?
んでメールじゃなくて直接俺に言って?
忙しくてもチーの声聞いたら癒やされるから」

「はぁ……」
< 139 / 312 >

この作品をシェア

pagetop