私の赤点恋愛~スパダリ部長は恋愛ベタでした~
悩んで悩んで、答えなんか出ないうちにマンションに着いていた。

「駿に返事ー」

仕方ないので私の必殺技、TLノベルを読み漁る。
でも読んでも読んでも昔付き合っていた人に食事に誘われ、なんと返事していいかなんて書いていない。
ただわかるのは軽率に誘いに乗ると、あとあと面倒だってことだけ。

「ううっ」

――ピコン!

不意に携帯が通知音を立て、ポップアップが上がる。

【いま終わった。
いまから帰る】

「えっ、嘘?!
もうそんな時間?」

時計はすでに十時を回っている。
それほどまでに集中して、TLノベルを追っていた。

「ごはん、食べてない!
いまからケータリングとか取れないし……」
< 164 / 312 >

この作品をシェア

pagetop