私の赤点恋愛~スパダリ部長は恋愛ベタでした~
コーヒーマシーンをセットしようとしていた彼が止まり、ぐるんと勢いよく振り返った。

「チーも一緒に入るだろ」

「は?」

いや、だから、それは嫌だって前に拒否しましたよね?

「たまにはチーと、一緒に入りたい」

「えっと……」

眼鏡の向こうからめちゃくちゃ期待を込めた目がキラキラと私を見ている。
だからー、あれはダメなんだって。
一護にもあの顔されて毎回負けていたし。

「……なにもしない、バスタオル付き、なら」

「やった」

結局、一護似の佑司には勝てないのだ。

「おじゃましまーす……」

バスタオルを巻いておそるおそる、佑司の待つ浴室へ入る。
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