私の赤点恋愛~スパダリ部長は恋愛ベタでした~
口を尖らせて佑司がむくれる。
確かに、竹村課長同伴で半日過ごすのはかなりきついだろう。

「んー、じゃあ、ちょっとあっち向いてください」

「なんで?
チーの顔が見えなくなるだろ」

「うっさい。
つべこべ言わずに向けっち言いよんちゃ」

「……はい」

うっすらと涙を浮かべてすごすごと佑司が私に背を向け、小さくため息が出る。
気を取り直して大きな背中に向かい、その肩に手をのせた。

「チー」

「なんですか」

「気持ちいい」

肩を揉みながら、佑司がご機嫌になっているのがわかる。
その証拠に、小さく鼻歌が出ている。

「チーと一緒にお風呂に入って、チーに肩揉んでもらえるなんて極楽だなー」
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