私の赤点恋愛~スパダリ部長は恋愛ベタでした~
「大げさですよ」

佑司の鼻歌が浴室に響く。
それは酷く優しくて、私も仕事の疲れがほぐれていく。

「しかも、胸が当たってるとかさー」

「……!」

「うわっ!」

反射的に、彼を突き飛ばした。
バランスは崩したけれど、浴槽に掴まって無事のようだ。

「もう絶対、佑司となんかお風呂に入りませんから!」

のぼせているだけが原因じゃなく、顔が熱い。

「嘘、嘘!
お願いだからまた、一緒に入って!」

縋る佑司を振り切って先にお風呂を上がったのは、言うまでもない。


「熱い……」

ソファーでぐったりしていたら、佑司が冷たいタオルをのせてくれた。
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