私の赤点恋愛~スパダリ部長は恋愛ベタでした~
「俺、これくらいじゃ傷つかないし?
ちょーっとあたまに血が昇りすぎてチーには怖い思いさせたけど。
気にすることはねー」

佑司の左手が伸びてきて、わしゃわしゃと私の髪をかき回す。

「それより今日の晩メシ、なんにする?
もういっそ、食って帰るか」

楽しそうに佑司がハンドルを切る。
これで本当にいいんだろうか。


なんとなく落ち着かないままいつも通りを過ごし、ベッドに入る。

「チー」

布団の中で佑司は、額をコツンとつけて鼻を触れさせた。

「……昔、なにがあった?」

「……!」

ゆっくり、ゆっくりと佑司の手が、話を促すように背中を撫でる。
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