私の赤点恋愛~スパダリ部長は恋愛ベタでした~
「あやまるか開き直るかどっちかだろうって思ってたけど。
……あれ、は異常だった」

気づいて、たんだ。

「話したくないなら話さなくていい、から」

ちゅっと私に口付けを落とし、佑司は小さくふふっと笑った。

「……私、は」

真っ白な雪原にひとりで放り出されたみたいに、寒くて淋しくて手が勝手に佑司を探す。
ようやくその胸に触れて、きゅっとパジャマを掴んだ。

「駿と付き合っていたとき、駿をたくさん傷つけたから。
私が鈍くて、恋愛なんかわかんなくて、だからいっぱい、駿を傷つけた。
きっとそんなこと言いたくなかったのに、駿に別れようって言わせた。
こんな私に人を好きになる資格なんかないのに、佑司と付き合って。
今度は佑司を……傷つけた」

ぎゅーっと佑司の手が、私を力強く抱きしめる。

「チーは人のことばっかり思って、自分が傷ついてたのに気づいてなかったんだな」
< 207 / 312 >

この作品をシェア

pagetop