私の赤点恋愛~スパダリ部長は恋愛ベタでした~
額に触れる、彼の唇がくすぐったい。

「それよりさ」

少しだけ起き上がった、彼の顔が近づいてくる。

「……好きって言って。
ぐふっ」

反射的に出た拳はよけきれなかったみたいで、佑司はお腹を押さえて悶えている。

「な、なんでそうなるんじゃー!」

せっかくいい雰囲気だったのに。
台無し。

……いや、これは台無しにしたのは私か?

「えー、だって、俺を傷つけるのが嫌、とかもう、俺が好きってことで決定だろ」

そういや、車の中でもそんなこと言っていたな。

「いえ、別に……」

ん?
んん?
もしかしてこれは、そうってことでいいのか?
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