私の赤点恋愛~スパダリ部長は恋愛ベタでした~
そういえば。

つらい日はやたらと、俺がしたい気分なだけだからって、家事をやらせてくれなかった。
それで情緒不安定なもんだからいつも以上に当たっても、はいはいそうですかーって軽く流されて。

あれって気を遣ってくれていたんだろうか。

「俺はつらいって頼ってくれないのが淋しかったけどな」

「うっ」

それは……悪かったと、思う。

「なんでチーはさせてくれないんだよー。
俺はチーともっと深く愛し合いたいのにー」

なんでこの人は枕を抱いて、こんな恥ずかしい台詞を簡単に言うのだろう。
なんかちょっとだけ、羨ましい。

「ええっとですね……。
……佑司に、がっかりされるのが怖いからです」

「なんで俺ががっかりするの?
こんなに愛してるチーと愛し合って、がっかりすることなんてないだろ」
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