私の赤点恋愛~スパダリ部長は恋愛ベタでした~
「売れるといいな……」

誰かが買うところまで見届けたいが、そういうわけにはいかないので早々に退散した。

さらに夕方、嬉しいニュースが舞い込んだ。

「……ほんとですか、それ」

宣伝部の人間から聞いたときは信じられなかった。
いつもは仕事中に出さない携帯をバッグから出す。
すぐにニャンスタを開いて検索をかけた。

「……ほんとだ」

そこには、私たちの努力の結晶が女性アーティスト、Akiと一緒に写っていた。

【レモンのコンポートが宝石みたいにキラキラしてきれい!
中に入っているソースも爽やかで、暑い夏にぴったり。
ビタミンCも取れるし、これでさらに、きれいになれるかも?】

私が見ている間にも、瞬く間にいいねが増えていく。
さすが人気アーティスト。
しかも女性に人気となれば、これは。

「京屋部長」
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