私の赤点恋愛~スパダリ部長は恋愛ベタでした~
「意味がわかりません。
帰らせていただき……!」

椅子を引こうとしたら、思いっきり背もたれを押さえられた。

「……手、離していただけませんか」

「ヤダ。
離したらお前、帰るだろ」

ヤダって子供か!

……と、口に出して突っ込まなかった自分を褒めてやりたい。

「どうしてそこまで、私と食事に行きたいんですか」

「チーが好きだから……とか言ったら、どうする?」

「……は?」

いやいや、ない、ないよそれは。
イケメン俺様京屋様が、こんなちんちくりんで性格に難ありの私が好きだなんて。
あ、自分で言っておいてちょっと傷ついた。

「冗談はいいんで、さっさとこの手、離してください」

「ヤダ」
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