私の赤点恋愛~スパダリ部長は恋愛ベタでした~
がっくりと肩を落として背中を丸め、とぼとぼと佑司が後をついてくる。
せっかく気分が乗っていたところを中断されて嫌なのはわかるけど、この口で佑司とキスするのは私だって嫌だ。

洗面所で、ふたり並んで歯磨きする。
どうでもいいが片手はしっかり私の腰をホールドしているのが理解できない。
おかげで、上から泡が落ちてこないか気になって仕方ないんだけど。

「チー」

歯磨きが終わり、今度こそベッドで唇を重ねる。
口付けを重ねながら、ゆっくりと佑司は私をベッドへ押し倒した。

「ゴムないんだけど……いいよな」

ちょっと待て。
それはうっとりと私の頬を撫でながら言う台詞かー!

「ぐふっ!」

今度は完全に油断していたから、拳は佑司のお腹にヒットした。

「いいわけなかろうが、いいわけ!
そんな無責任なこと、すんなー!」
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