私の赤点恋愛~スパダリ部長は恋愛ベタでした~
ちゅっ、軽く唇が触れて離れる。

「買ってくるから待ってろ」

ぽんぽん、と軽く佑司の手が触れて離れた。

「ゆう……」

「ほかにいるもんないか。
腹は減ってない?
あ、ラーメン食ったって言ってたか。
じゃ、ちょっと買ってくる」

彼が出ていき、バタンとドアが閉まる。

「佑司を好きになってよかった」

枕を抱いてごろんと寝転がる。
もっとごねられると思ったのだ。
なのにあっさり引き下がってあやまってくれた上に、私のことも考えてくれた。

「佑司と結婚……佑司の子供……」

想像したら、案外しっくりきた。
いまだって頼まなくたって家事をやっている。
子育てだって率先してやりそうだ。
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