私の赤点恋愛~スパダリ部長は恋愛ベタでした~
「チーはなんだか知らないけど、俺をモフり……たい?んだよな?
チーの頼みなら聞いてやる」

目尻を下げて京屋部長が笑う。
それはやっぱり、一護にそっくりだった。

「じゃ、じゃあ、お言葉に甘えて」

そーっと手を伸ばす。
京屋部長は私があたまに触れやすいように、少しだけかがんでくれた。

――ぽすっ。

触れた髪は、懐かしい感触がした。
いや、一護の方がずーっと柔らかかったんだけど。
それでもなんか、懐かしい感じがする。

「ふぉわー」

なんだか一気に和んだ。
いいな、これ。
ずっと撫でていたい……。
じゃなく。
なんで京屋部長のあたまを私が撫でるなんて展開になっているんだっけ?
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