私の赤点恋愛~スパダリ部長は恋愛ベタでした~
「ん?
俺がいなくて淋しかったのか?」

「そんなこと、あるわけないじゃないですか」

考えていたことを笑って誤魔化す。

「そろそろ昼メシにするか」

「あー、その……」

失敗した、時間を考えずにクリームたっぷりのフラペチーノなんて飲んでしまって。
おかげでお腹はあまり、空いていない。

「ん?
ああ、そうだな。
この時間だと混んでるだろうから、少し外して食うか」

にかっ、眩しいくらい白い歯を見せて佑司が笑う。

「……そーですね」

席を立ってゴミを捨て、店を出る。
佑司はまた、私と手を繋いだ。

「どうかしたのか?」
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