そんなあなたが大好きでした。
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キーンコーンカーンコーン


少し重くなっている足で立ち上がり


「律くん帰ろう!」

そう声をかけた。
今日の帰りは蒼ちゃんがりほに告白する
ために私達は時間をずらして帰らなければならない。



「今日は城崎も誘って帰ろうか」


律くんは私の声を聞いて、立ち上がったのを見て2人で海ちゃんのクラスに向かった。



***




「あ、この公園懐かしい。昔、4人でよく来てたなあ」
「私も来たことあるよ~!」


学校を出た私たちが向かったのは家の近所にある公園。

学校とは真反対にあるため、最近はなかなか見ることがなかった。
いつもは帰宅部の私たちが蒼ちゃんの部活が終わるまで待ってから帰っているけれど
今日はいつもより早いため、まだ夕焼けの赤が残った空の下で
私と海ちゃんははブランコに腰掛けた。


そして律くんがブランコの前にある柵のようなものに座った。


いつもよりは早いとは言え、夏の夕方。
子供たちの姿はもうない。
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