そんなあなたが大好きでした。
懐かしいなと公園を眺めながら、余韻にひたっていると
海ちゃんが「言えたんだよね?」
と前置きもなくストレートに聞いてきた。
「言えたよ。」
心配そうな海ちゃんを安心させるように口角を少し上げて言った。
「じゃあさ、なんであの時嘘ついたの?」
律くんが言った嘘とは
私が蒼ちゃんに告白したことをりほに隠したことだ。
「…今頃、あの2人は一緒に帰って
上手くいってるんだろうね。
でもね、好きな人と大好きな妹のために着いた小さい嘘だからいいの。
私はあの2人に悲しい顔させたくて告白したんじゃないし、ああやって言った方が
りほも私のことを気にせずに
両想いになれたし、あれでよかった。
告白したことも嘘ついちゃったことも
後悔してないよ。」
すると涙をためて聞いていた海ちゃんが
勢いよく立ち上がり私に抱きついた。
「なん…で 失恋したのに周りのことばっかり気にして自分のこと大切にしないの?!
こうなって傷ついてるのはなほなのに、
竹永くんとりほのこと考えてっ…
告白した後ほんとは泣きたかったんでしょ?
何度も辛くて泣きたくなるくらい好きだったんでしょ?
今だってこんなに泣きそうなのに…」
海ちゃんに言われてから自分が泣きそうだということに気づいた。
私が海ちゃんに抱きつき返すと、律くんが口を開いた。