そんなあなたが大好きでした。
「いつも言ってるけど、自分のことよりも周りのこと考えてるところはなほのいい所だと思う。
けどさ、ちゃんと城崎とか俺にも頼りなよ。

俺達はなほの本音がしっかり聞きたい。」




2人の気持ちが本当にまっすぐで涙が止まらない。

2人は私が泣き止むまで待っていてくれて、しばらくして涙がひき落ち着いたのを確認すると

「なほの本当の気持ちは?」
律くんが私の方を向いて聞いた。



これを誰かに話すのは初めてで緊張する。


「私は…ずっと蒼ちゃんが好きだったよ。たぶんあの2人がお互いを好きになる前から。



でも4人の関係を壊したくなくてずっと黙ってた。


そして中学入ってからりほにも蒼ちゃんにも恋愛相談されるようになって…



ずっと苦しくて…
中学の時はよく隠れて泣いてた。


でもね、それでも今までやってこれたのは
2人のおかげなんだよ。

中学の時からしんどくて、辛くて
しょうがなかった私にいつも声をかけて
くれた2人がいたから、私は今日、蒼ちゃんに言えたんだと思う。



何年もずっと好きだったこの気持ちをなくしていくなんてたぶんしばらくかかるし、
これからあの2人を見ていくのだって辛いと思うけどね!

さっきも言ったけど、あそこで嘘ついたこともこの失恋も後悔してないよ」





「そっか…話してくれてありがとう」


「頑張ったね、なほ」





ふうーと海ちゃんかため息をつくと。
< 22 / 25 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop