そんなあなたが大好きでした。
「よし、私はなほの本心が聞けてよかった!いつも話してくれないんだもん、親友だと思ってるのは私だけかと思ってた。」


「えぇ?!海ちゃんは親友だよ!
大好きだし、そんなわけない!」



海ちゃんは心からほっとした表情を浮かべて

「ほんと?なら安心した。
ちゃんと今日みたいに思ってること言って
よね!

それと!水沢くんにもまだ言ってないことあるんじゃないの?私はこのまま帰るから、
ちゃんと思ってること伝えな?


じゃあね、また明日学校で!」



風のように喋るだけ喋って帰ってしまった
海ちゃんの最後の言葉を思い返す。





律くんに言ってないこと。






そうだ。私、まだ律くんに返事してない。



「っ、律くん!」

「…あー、俺の返事はいいよ。
言うつもりなかったし、なほに考えてほしいとか思って言ったわけじゃないから」


「でも、私だって好きっていうのがどれだけの勇気がいることか、好きな人に好きな人がいる苦しみも知ってる。


だからこそ律くんの想いをちゃんと
私が言葉にして返さなきゃならないの」




「この2日間で一気に成長したね…」と少し笑って答えると


「わかった。ちゃんと聞く」


そう言ってくれた。


私はあの時のように心を落ち着かせるために深く息を吸った。
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