天然たらしが本気を出す時。

その後、休み時間のたびに開かれる
『麻里ちゃんの恋を応援しようの会』


…なんなんだこれ。



麻里ちゃんの恋を応援しようの会
なんて可愛いネーミングをつけてみたけれど、大半の女子は自分のために麻里ちゃんの恋を応援しているのだから怖いったらありゃしない。



そして昼休みに


「私、今度堀北くんに告白する…っ」


という麻里ちゃんの爆弾発言にみんなが舞い上がり、マイに


「小菜!放課後は絶対だよ!?」


なんて言われてしまい、あぁもう最悪。



放課後みんなからの圧に押され、私はまた堀北を呼んだ。






「何回も呼び出しちゃって本当ごめん…」

「気にすんなって!なんかまた聞きたいことあんだろ?」



堀北、察しよすぎでしょ…。

今聞かなければ明日また同じことを繰り返さないといけないし。




ええいっ、聞くっきゃないっ





「あのさ、突然なんだけど麻里ちゃんのことどう思う?」


「まり…?あー中野さん?どう思うって言われてもなあ。可愛いと思うよ、男子からの人気も高いし。
でもなんで中野さん?」


かわ、いい…。

やっぱり堀北もそう思うんだ。



そりゃそうだ。あんな天使みたいな子を可愛いと思わないほうがおかしいもん。

わかりきってることじゃん。





「ううん、別に理由はないよ。ただ気になっただけ!時間取らせちゃってごめんね!部活頑張って!」


「…?うん、?…ありがとな。じゃ、行くわ!」



そう言って朝と同じように走っていく堀北の背中を見る。




肩幅広いなー。

髪サラサラだなー。







…かわいい、かー。


……麻里ちゃん告白、するのかー。






ーーーーーーーーー…そっかー。





< 17 / 189 >

この作品をシェア

pagetop