インスタント マリッジ~取り急ぎ結婚ということで~
うちの親はどんだけ尚史を信用しているんだ?

尚史はこれでも一応大人の男なんだぞ?

二人きりにさせたら何があってもおかしくないとは思わないのか?

……と、思ったけれど……尚史が私の部屋に頻繁に出入りしているのは昔からだし、部屋に二人きりで夜遅くまでゲームしているのもいつものことだから、いまさらって感じなんだろう。

「とりあえず……今日は私もこんなだしどこにも行けないや、ごめんね。尚史は家に帰ってゆっくりゲームでもしたら?最近私に付き合ってもらってばっかりだったから、ゲームする時間あんまりなかったでしょ?」

「そうでもない。モモと会ってたってゲームする時間くらいあるし。それにここでだってゲームはできる」

さすが鬼ゲーマー尚史、どんな状況であれゲームをするための時間だけは確保しているのだな。

……ん?でもなんでここでゲームをする必要が?

「帰らないの?」

「モモのこと頼まれてるし、ここにいるつもりだけど?」

「……子どもじゃないんだから、ひとりで平気だけど」

「大人だって具合悪いときにひとりだと心細くなったりするじゃん?俺はゲームでもしてるし、モモは気にせず寝てればいいよ」

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