インスタント マリッジ~取り急ぎ結婚ということで~
「だってほら……合コンのときに知らない者同士のふりしてたから、いまさら幼馴染みとも言いづらいなと思って」
「合コン済んだのに隠しとく必要ある?」
「いろいろややこしいことになりそうな予感がするから」
「なんだそれ?」
尚史が納得いかないのは当然だ。
もし私が尚史の立場だったら、きっとしつこく問い詰めると思う。
だけど尚史はあまり興味がないのか、ありがたいことにそれ以上何も言わなかった。
それから私の家で母と一緒に3人で食事をした。
そういえば母は、日曜日に尚史が私の看病をしてくれてそのまま朝まで眠ってしまったことを私には何も言わないけれど、やっぱりなんとも思っていないんだろうか。
小さい頃からずっと一緒にいるから、母にとっては私も尚史も子どものままの感覚なのか、まさかこの子たちに限って……みたいな感じで、私と尚史の間に何かあるなんて思いもしないんだろう。
あの日は本当に看病をしてもらっただけで別に何かがあったわけでもないし、私の方からわざわざ蒸し返す必要もないから、この件はこのまま流してしまっても何ら問題なさそうだ。
食事を終えてお茶を飲みながら話していると、母はデザートのプリンを私たちの前に置いてニコッと笑った。
「合コン済んだのに隠しとく必要ある?」
「いろいろややこしいことになりそうな予感がするから」
「なんだそれ?」
尚史が納得いかないのは当然だ。
もし私が尚史の立場だったら、きっとしつこく問い詰めると思う。
だけど尚史はあまり興味がないのか、ありがたいことにそれ以上何も言わなかった。
それから私の家で母と一緒に3人で食事をした。
そういえば母は、日曜日に尚史が私の看病をしてくれてそのまま朝まで眠ってしまったことを私には何も言わないけれど、やっぱりなんとも思っていないんだろうか。
小さい頃からずっと一緒にいるから、母にとっては私も尚史も子どものままの感覚なのか、まさかこの子たちに限って……みたいな感じで、私と尚史の間に何かあるなんて思いもしないんだろう。
あの日は本当に看病をしてもらっただけで別に何かがあったわけでもないし、私の方からわざわざ蒸し返す必要もないから、この件はこのまま流してしまっても何ら問題なさそうだ。
食事を終えてお茶を飲みながら話していると、母はデザートのプリンを私たちの前に置いてニコッと笑った。